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ブライアンズタイムは実質的に現2歳がラストチャンス

 ディープインパクト、キングカメハメハの種牡馬成績は確かに素晴らしいが、交配頭数に起因する面もある。ブライアンズタイムは決して多くない種付け頭数で20年連続重賞制覇、15年連続リーディングベスト5入りなど数々の記録を樹立。改めて偉大さを再認識されられる。

 種付け頭数は02年に最多の153頭を記録したが、100頭超えは24年間で7回。うち4回は120頭以下だった。ナリタブライアンなど6頭のG?馬を輩出した初年度からの4年間は60頭台の種付けで、産駒頭数は49〜54頭という少なさだった。28歳で死亡した13年まで種付けをしており、産駒は16年までデビューするが、12年の生産は17頭、13年の種付けは9頭と減少し、交配牝馬のレベルも低下。77頭の種付けで45頭の産駒がいる現2歳世代が、G?を狙える最後の世代かもしれない。

 既に候補も誕生している。マイネルサクセサー(牡、母マイネジャーダ=美浦・畠山重)は函館で未勝利戦をレコード勝ちし、コスモス賞も勝利。来週の札幌2歳Sの有力候補の一頭となっている。派手さはないが、相手なりに走って押し切る力強さはいかにもブライアンズタイム産駒らしさにあふれている。

 これからデビューする馬ではラディカル(牡、母コンプリカーター=栗東・大久保龍)。レーザーバレット(牡6歳)の全弟にあたる。ノースヒルズマネジメントの期待の一頭で、470キロの均整の取れた好馬体は育成時から評判になっていた。ロマンホープ(牡、母クロノグラフ=美浦・石毛)はJRAブリーズアップセールの取引馬。756万円(税込み)の落札価格はブライアンズタイム産駒の牡馬としては高い評価とは言えないが、じわじわと力をつけていくタイプで、3歳になって大化けする可能性を秘めている。

2014年08月29日