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72年の凱旋門賞馬サンサンから広がりをみせる血筋

 凱旋門賞が迫ってきた。ディープインパクトが挑戦した06年以来、日本馬が出走するたびに今年こその思いがあふれていたが、今回は間違いなく?今年こそ?だ。それぞれのファンには申し訳ないが、3頭のうち、どの馬でもいいので、日本競馬の悲願を達成してもらいたい。

 現2歳のなかにも来年、凱旋門賞連覇を狙える器が必ず潜んでいる。日本にはこれまで1年リースのパントレセレブルを含めて15頭の凱旋門賞馬が輸入され、トニービン、ダンシングブレーヴが種牡馬として大活躍したが、牝馬で輸入されたのは72年の優勝馬サンサンだけ。怪力メジロムサシがロンシャンの深い芝にあえぐなか、はるか前方をゴールインしたサンサンの勇姿は今でも鮮明に覚えている。

 新冠・明和牧場に輸入されたサンサンは9頭の産駒を産み、ウインザーノット、スプライトパッサーが重賞勝ち。リキサンサン、スピードサンサン、ポトマックチェリー、スプライトパッサーなどの牝馬が牝系を大きく広げている。注目したいのがスプライトパッサーの孫にあたるコスモソル(牡、父チチカステナンゴ、母マイネサンサン、美浦・萱野)。7月にゲート試験に合格し、順調に乗り込まれ、土曜新潟5Rでデビューを迎える。パワーにあふれる馬体は曾祖母サンサンをほうふつとさせるものがある。母は重馬場のラジオNIKKEI賞で牡馬相手に5着。父チチカステナンゴはフランスで大活躍した種牡馬。血統も重いロンシャンの馬場に向いているはずだ。

 ポトマックチェリーを曾祖母に持つドクターミルズ(牡、美浦・手塚)もチチカステナンゴの産駒。母はデイリー杯クイーンCを勝ったサクセスストレイン。8月9日のデビュー戦では11着と動けなかったが、使われながら本格化してくるだろう。

2014年10月03日