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名門・藤沢和厩舎の変化を象徴するアヴニールマルシェ

 デイリー杯2歳Sでも1番人気ナヴィオンが3着に敗れて、2歳重賞の1番人気の連敗記録は9となった。重賞未勝利馬のG?5連勝といい、今秋はジンクスめいたものが話題になっているが、東スポ杯2歳Sでこのジンクスに挑むことになりそうなのがアヴニールマルシェだ。

 札幌2歳Sで2着したマイネルシュバリエ、芙蓉Sの勝ち馬ジャストドゥイングなどもいるので1番人気が確実という状況ではないが、ディープインパクト産駒、藤沢和厩舎といった要素が人気を後押ししそうだ。

 以前の藤沢和厩舎はPOGでは厄介な存在だった。入厩馬のほぼ全てが超良血馬だが、人気厩舎で馬房があかずに入厩時期が遅くなる。また?馬重視?でじっくり仕上げられるため、デビューも遅かった。古馬になって大成する馬は多いが、クラシック制覇はダンスインザムードの桜花賞(04年)しかない。

 だが、近年はやや方針が変わってきたようにも見える。11年フェアリーSをダンスファンタジア、12年東スポ杯2歳Sをコディーノで制したほか、今年はバウンスシャッセ、ロサギガンティアが早くからクラシックをにぎわせた。アヴニールマルシェは厩舎のトップを切って6月15日にデビュー。所属馬が新馬戦のスタートから3連勝、5戦連続連対して話題になった。

 アヴニールマルシェの母ヴィートマルシェは小島太厩舎の所属馬で、祖母はキョウエイマーチ。超良血馬、厩舎ゆかりの牝系、輸入繁殖牝馬の産駒以外の馬を預かることは珍しい。活躍馬ではウインラディウスが目立つ程度だ。アヴニールマルシェにはそれだけ名伯楽を引きつける素質があったのだろう。

 厩舎初の牡馬クラシック制覇へ、過去10年の勝ち馬から6頭のG?馬を輩出した東スポ杯2歳Sは大きな試金石となる。

2014年11月21日