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牧場での高い評価通りに成長したコートシャルマン

 阪神JFと朝日杯FSはクラシックへの登竜門であると同時に、POGに関しては極めてゴールに近い存在。指名馬のクラシック制覇は運にもかなり左右されるが、2歳馬の頂点に立つ馬を探すのはデビュー前の綿密な取材で可能になる場合が多い。私も含め、POG関係者はこの2レースを目標に指名馬探しを行っているケースが多い。

 今年の2歳戦は重賞で1番人気馬が全敗していることが示しているように?好素材?と言われていた注目馬が苦戦を強いられている。そのなかで、コートシャルマンは期待通りにデビューから連勝し、この阪神JFへと駒を進めてきてくれた。

 コートシャルマンを社台ファームで取材したのは4月。牝馬育成主任の斉藤孝さんが「牝馬ベスト3」の一頭として絶賛した(残る2頭はダイワミランダとサトノシャルマン)。「非の打ちどころがない。姉のレッドオーヴァルはやや線の細さを感じたが、ガッシリとした筋肉質でややタイプが違う。450キロ程度に成長する。ハーツクライ産駒でもかなりのスピードがある」と絶賛していた。

 前走のりんどう賞は14キロ増の448キロだったが、休み明けの太めではなく、前記のコメントから成長だったこともうかがえる。姉は体重の維持に苦労して桜花賞2着、オークスでは17着だったが、カイ食いのいいコートシャルマンにはその心配も少ない。1週前追い切りも圧巻の内容だった。また「変な癖が全くなくて、指示通りに一生懸命に走るタイプ」とも話しており、テン乗りにも不安がない。

 昨年の覇者レッドリヴェールも斉藤主任が「めちゃくちゃ仕上がりが早い。2歳戦で相当に稼げる」とデビュー前に予言していた通りの結果だった。わたしの指名馬でもあり、2歳女王戴冠を大いに期待したい。

2014年12月12日