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ハービンジャー以上との評価もあるワークフォース

 新種牡馬のなかで何とも予想が難しいのが、社台スタリオンSが鳴り物入りで導入したワークフォースだ。10年の凱旋門賞馬だが、その時の頭差2着はナカヤマフェスタ。決して超一流とは言えない同馬との接戦は評価を難しくしている。英ダービーは7馬身差のレコード勝ちだったが、その次走のキングジョージではハービンジャーから17馬身差の5着。成績の波が大きかったうえ、どのような条件が最適なのかもこの競走成績からは読み取れない。

 だが導入した社台グループの力の入れ具合を見ると、水準以上の活躍は間違いなさそうだ。初年度の血統登録は125頭で、そのうち社台ファーム29頭、ノーザンファーム18頭、追分ファーム8頭、白老ファーム3頭で社台グループが約半数を占めている。その大半がサンデーサイレンス系牝馬との配合で、この傾向は昨年のハービンジャーと同様だ。

 昨年の同時期のハービンジャー産駒の評価は「やや動きの硬さがあるので、本格化するのは古馬になってからでは」というものが多かったが、意外にも早い時期の2歳戦から勝ち星を量産してJRAの2歳戦で21勝を挙げた。一方ワークフォースは「思っていたよりも素軽い動きをしている産駒が多くて驚いている。ハービンジャーよりも軽い芝に向いているのではないか」と社台ファーム・東礼治郎調教主任は証言している。

 その東主任のイチオシは母チューニー(牡=美浦・堀)。兄姉にフジマサエンペラー、トロワボヌールがおり仕上がりの早い牝系だが、父がシンボリクリスエス、バゴから代わって、さらに素軽さを増している。社台ファームの牝馬ではダイワダッチェス(牝、母ファルネーゼ=美浦・菊沢)が「バネがすごい」と評判になっている。

 昨年のハービンジャー以上の?新種牡馬旋風?を巻き起こすかもしれない。

2015年04月24日