先週の猛爆記者

分かりやすい阪神外回り

　先週のハイライトはやはり日曜・阪神12Ｒだろう。▲→◎→△で決まり、馬単は２万3900円、３連単は59万5270円のビッグヒットとなった。殊勲の◎エンプレスラブ（11番人気）は前走の小倉ダート1000ｍで▲、２走前（単勝143.9倍）も印を回していたように気にかけていた馬だった。その前２走はともに外枠が影響してメリハリのない競馬になり、まだ見限れないと判断。今回は内枠、重馬場と好条件が重なったこともあるが、自分の（能力を含めた）見立てがピタリとはまる穴党の絶頂パターンだった。

　土曜のイチオシは阪神10Ｒのデルマイザナミ。ここは前走で逃げた馬３頭に加えて、３角２番手の先行馬も３頭。３歳馬は秋華賞に出走するために是が非でも勝利がほしいだけに、全体的に前掛かりの一戦になる。加えて先週は外差しがバンバン決まっていた馬場。エンジンのかかりが遅いだけに、おあつらえ向きの展開＆舞台と言える。今週の栗東坂路で１Ｆ１１秒９と状態面もピカイチだ。

　日曜も同じ阪神外回りのレースから。９Ｒのグリーンラヴがお薦めだ。今年の函館は閉幕間近の泥田のような馬場の印象があまりにも強いが、外を回った差しが決まらない期間（特に開催中盤）が長らく続いた点も重要なポイントになる。この馬の前走もまさにその設定に持ち味を封殺されたクチで、上位３頭は３角???番手。取消明けでもあり、力負けではない。７戦中５戦で最速上がりをマークしている末脚がうなる。

（編集部・妹尾和也）

2013年09月20日