先週の猛爆記者

申し分ない舞台＆状態ならヤマカツエース

　前開催は単回収率が１２２・２％、馬単の収支が＋８４１０円。それほど爆発はしませんでしたが、普段より多い６週間（１２日間）の開催をプラスで終われたのは良かったと思います。これから１開催、少しでもみなさんのお役に立てるようにがんばります。

　土曜日は阪神１１Ｒのヤマカツエースが狙い。４月の中旬から入念過ぎるほどの乗り込みを消化。帰厩当初は重めに映った馬体も追うごとに引き締まり、ここ１カ月は迫力満点の追い切りを連発しています。硬さが取れたことで四肢の可動域も広がり、抜群の推進力を発揮。仕上がりは万全ですね。５着に敗れた前走はまれにみる極悪馬場。多少の雨馬場ならこなせるタイプですが、あそこまで悪くなるとさすがにこたえました。その悪条件の中、勝ちに行く競馬をして２着馬とは０秒１差。地力は示したと言えるでしょう。開幕週の２０００ｍなら巻き返しは確実！

　あとは阪神１０Ｒ◎バイガエシ。久々の前走が力の違いを見せつけて快勝。レベルの高い４歳世代で上位争いしていただけありますね。ひと息入りましたが、前走後は在厩してじっくりと調整され、坂路で上々の時計をマーク。これなら仕上がりは心配ないでしょう。今回は降級馬も混じっていますが、まだまだ上を目指せる素質馬ですからね。ハンデも守備範囲だけに、ここもビシッと決めてくれるはず。

　日曜は阪神８Ｒドラゴンカップ。ダートの新馬戦は好位から運んで楽に抜け出す圧巻の勝ちっぷり。芝の前走こそ決め手の差が出て７着に敗れたものの、ダートなら出世が見込める素質馬。古馬相手のここでも狙い目は十分にあると思います。５月上旬からみっちりと乗り込まれ、仕上がりにも抜かりはありません。

（栗東調教班・竹村浩行）

2016年06月03日