先週の猛爆記者

２歳女王の復活劇がある

　Ｇ?馬が９頭参戦する今年のマイルＣＳ。１４年の皐月賞を制したイスラボニータ、その前年の皐月賞馬ロゴタイプ、カレンブラックヒルは１２年ＮＨＫマイルＣ以来のＧ?タイトルを目指し、モーリスは春秋マイルＧ?制覇を狙う。さらに連覇がかかるダノンシャーク、今春に豪州でＧ?を制したリアルインパクトは勝てば、国内では１１年安田記念以来のＧ?奪取。３歳勢も桜花賞馬レッツゴードンキ、ＮＨＫマイルＣの覇者クラリティスカイが参戦してきた。

　日曜の京都１１Ｒ・マイルＣＳの本命は１３年阪神ＪＦでの栄冠から勝ち星がないレッドリヴェール。今年は緩やかながら輝きが戻りつつあっただけに、他馬と接触する不利を受けて?着に終わった府中牝馬Ｓは残念だった。ハープスターやヌーヴォレコルトの同期生。４１０キロ台での競馬が続いた策ねとは違って、ボリュームアップした馬体で戦えているのは好材料だろう。それでも小柄な馬。長距離輸送のない地元での競馬も変身への後押しになる。ちなみに????着と外国人騎手との相性もいい。初コンビとなるアッゼニは先週までの２７戦で４角を２桁順位で通過したのは４回。構えずに進めるとみた。かつての２歳女王が淀のマイル戦で復活する。

　土曜は京都２Ｒのブラックジョー。６Ｆ戦＆初ダートの前走で大きく前進したが、異父姉リアルヴィーナスで前者に、異父兄クレスコモアで後者にも納得。前走は重馬場で勝ったのは逃げ馬だった。４角９番手から次位を０秒６上回る上がりで?着馬と０秒１差は評価できる。前走以上の走りを期待したい。

　３日間開催は救済ではなく、前向きに資金をさらに増やすチャンスととらえる。月曜は東京７Ｒに一発ムード。復帰後の２戦は２桁着順と精彩を欠いているコスモボアソルテが久々にダートに戻ってきた。そもそも休養前の芝でも力を見せているが、東京のダート１６００ｍ戦では????着。勝ち星こそないが、未勝利戦?着時に先着を許した馬は全て勝ち上がっており、５００万下で負けた馬も全て２勝目を手にしている。初勝利時の?着馬も既に２勝。激変にかけたい。
　
（編集部・石井勝己）

2015年11月21日