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充実の新種牡馬がディープに待った!

 今年も新種牡馬が期待通りの活躍をみせている。函館2歳Sはアドマイヤムーン産駒ファインチョイス(牝、母アフレタータ)が人気を集めている。新馬戦をほぼ持ったままで2着に3馬身差をつけ、1分10秒3の好タイムで快勝。同じ領家厩舎のダームドゥラック(牝、父シンボリクリスエス)がラベンダー賞を制しているが、厩舎の評価はむしろこちらの方が上位。父も函館で新馬勝ちし、クローバー賞、札幌2歳Sと3連勝して夏の北海道で大ブレークしただけに、仕上がりの早さ、スピードは父譲りのものがある。アドマイヤムーン産駒は3頭が勝利し、勝ち上がり頭数ではJRA2歳トップタイと期待通りのスタートダッシュを決めた。

 もう1頭の新種牡馬の目玉であるダイワメジャー産駒はJRAで2勝ながら2着は10回。すでに28頭が37回出走と圧倒的な早期出走率を記録していることもあり、2歳リーディング首位を快走している。ダイワメジャー自身は2歳暮れのデビュー時に546キロだったように仕上がりの早いタイプではなく、産駒も父に似た大型のパワータイプが多い。それでいてこの時季から数字を残しているのは潜在能力の高さ、脚元の丈夫さの証明と言える。輸入新種牡馬のファスリエフ、ケイムホームは地方でも勝ち星を伸ばして総合2歳リーディングで4、5位に健闘している。

 昨年34勝を挙げ圧倒的な強さで2歳リーディングを獲得したディープインパクト産駒は、先週のヒーラが初勝利で8頭しかデビューしていない。小柄で仕上がりが早いため昨年は早期デビューが多かったが、それらの馬は伸び悩むケースもみられた。一方でデビューが大きく遅れたフレールジャック、ストーンヘイジが衝撃的な強さを見せていることから、牧場、厩舎サイドではあえて仕上がりを遅らせる作戦を取っているようだ。

 大本命だったディープインパクトがスタートを遅らせたことで、新種牡馬軍団による2歳リーディング争いは今後さらに白熱しそうだ。

2011年08月05日