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TVドラマがばんえい競馬をに元気にする!

 ばんえい競馬を舞台にしたテレビドラマが制作される。NHK札幌放送局が来年2月放送予定の「大地のファンファーレ」(全2回)で、連続テレビ小説「おひさま」に出演中の高良健吾さん(23)、寺脇康文さん(49)が共演。高良さんがばんえい競馬の新人騎手役、寺脇さんがベテランのトップジョッキー役を演じる。帯広競馬場で騎乗練習を行った高良さんは会見で「生き物同士、通じ合えるものを感じた。力が本当にすごい」と早くもばんえい馬の魅力に取りつかれた様子だった。

 ばんえい競馬を舞台にした作品は大ヒットした映画「雪に願うこと」以来だが、同映画公開後には一般には知名度が低かったばんえい競馬の認知度が一気に高まり、ばんえい人気が沸騰した。またNHKのドラマとしては昨年放送の「チャンス」が馬産地、道営競馬を主舞台にした作品で、馬事文化賞を受賞するなど話題になった。

 地方競馬を取り巻く環境は依然として厳しい。5日には荒尾競馬の突然の年内廃止が発表された。以前から話題には上がっていたことだったが、昨年度は賞金カットなど関係者の必死の努力で黒字を計上していただけに、馬産地では「なぜこの時期に」「3カ月後の廃止とはあまりに急過ぎる」という戸惑いの声が多い。このまま廃止となれば、主催者としては05年栃木(宇都宮競馬)以来。荒尾と相互発売している佐賀をはじめ、影響を受ける他の主催者も続出しそうだ。

 ばんえいも状況は荒尾と似ている。帯広競馬場での単独開催となった07年こそ黒字を計上したが、その後は売り上げ減少が続き、賞金は極限まで削られている。8月からは切り札として3連単が発売され、馬券売り上げ全体の4割近くを占める人気となっているものの、売り上げ自体を押し上げることにはつながっていない。「大地のファンファーレ」がばんえい競馬に、地方競馬全体に好影響を与えてくれることを願うばかりだ。

2011年09月09日