1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

相性の大切さを証明したアヴェンチュラ

 牝馬3冠の最終戦・秋華賞は、良血馬アヴェンチュラが圧倒的な強さで制した。2歳から3歳春にかけて重賞3連勝を果たした全兄フサイチホウオー、オークスを制した全姉トールポピー、脚に致命的な欠陥がありながら全日本2歳優駿2着となった半兄ナサニエル(父キングカメハメハ)ら兄姉は、いずれも3歳春までにピークを迎えていた。母アドマイヤサンデーも3歳末で引退している。素晴らしい血統ではあるが、アヴェンチュラも“早熟”が大きな心配だった。だが兄姉たちとは正反対に、夏の北海道で本格化して秋の載冠。春の骨折による休養が、むしろプラスに働いたようにも思える。

 姉トールポピーとの姉妹での3冠レース制覇の快挙。これまで兄弟による3冠レースVは19兄弟で計21回(3兄弟での制覇が2回、3歳限定だった当時のエリザベス女王杯を含む)あったが、姉妹による制覇は少なく、ナスノカオリ・ナスノチグサ、ダンスパートナー・ダンスインザムード、リーゼングロス・タケノベルベットの3例だけ。全兄弟による制覇は過去9回で、このうち4回はまだ種牡馬数が少なかった1960年以前。近年ではパーソロン産駒、ファラモンド産駒、サンデーサイレンス産駒(3回)だけで、ジャングルポケットがその仲間入りを果たした。

 ノーザンテースト、サンデーサイレンス時代には優秀な繁殖牝馬は最高の種牡馬と交配を行っていたが、絶対的な存在がいない時代だけに“相性”が重要視されるようになってきた。アドマイヤサンデーはジャングルポケットとの相性が抜群だったのだろうし、今週3冠を狙うオルフェーヴルの母オリエンタルアートはステイゴールドが最高の相手だった。アドマイヤサンデー産駒は2歳(牝)、1歳(牝)、当歳(牡)ともジャングルポケットが父親。3兄弟、4兄弟での3冠レース制覇の期待がかかる。

2011年10月21日