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SS譲りの闘争心で昨年の再現を狙う!

 1年を締めくくる有馬記念。さまざまな出来事が起こった2011年だったが、競馬界に限ればヴィクトワールピサによるドバイワールドカップ制覇が最大の出来事だった。大震災直後で打ちひしがれていた日本に、勇気と希望をもたらしたという点では、社会的にもなでしこジャパンの世界一に匹敵するものだった。「結果がその1年を象徴する」と言われている有馬記念だけに、ヴィクトワールピサの復活走に期待したい。

 種牡馬界は消長の激しいサバイバル競争が展開されている。今年の2歳新種牡馬でもダイワメジャーが2歳リーディングで首位ディープインパクトに肉薄し、アドマイヤムーンも同5位に健闘。毎年、大物新種牡馬が続々とデビューしているため、中堅、ベテラン勢がトップランクを保つことは難しい。08年に新種牡馬ながら2歳2位となったネオユニヴァースも、今年は2歳22位と苦戦している。

 だが馬産地での評価は依然として高い。今春は400万円の種付け料で181頭と交配。社台スタリオンSの徳武英介さんは「サンデーサイレンス後継種牡馬の中で、気性面で最も父に似ているのがネオユニヴァース産駒です。サンデーサイレンスは現役時代、並びかけてきたイージーゴアにかみつきにいったという逸話が残っていますが、ネオユニヴァース産駒もまさにそんな勝負根性をむき出しにするタイプ。ネユユニヴァース自身、現役時代の7勝はいずれも0秒2差以内の着差だったように、競り合いに強いタイプでした」と分析している。

 ヴィクトワールピサも昨年の有馬記念、今年のドバイWCともゴール前での競り合いを制し、祖父、父譲りの勝負根性での勝利を手にした。遠征、長期休養明けの前走は肝心の“気合”が不足していたため惨敗したが、1度使われて気合が乗るのは確実。接戦にさえ持ち込めば持ち前の闘争心がよみがえり、昨年の再現が期待できるのではないだろうか。

2011年12月23日