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地方を盛り上げる老舗牧場の兄妹

 地方競馬の年度表彰馬を決めるNARグランプリが10日に開催され、年度代表馬にはフリオーソ(牡8歳)が満場一致で4度目の選出を果たした。07年ジャパンダートダービー、08年、10年は帝王賞、そして11年は川崎記念、かしわ記念とJpn?を制しての受賞。09年こそ僅差の投票結果でラブミーチャンに譲ったものの、5年間で4度の年度代表馬タイトル獲得。06年の最優秀2歳馬、09年の最優秀4歳以上馬も含めて6年連続の受賞はまさに快挙だ。

 しかし、裏を返せばフリオーソ以外に目立った活躍馬がいなかったとも言える。フリオーソが出走していないダートグレード競走はJRA馬が上位を独占し、地方馬はまるで別レースのような大差負けの連続。サンデーサイレンス産駒がいなくなって能力の均衡化は進んでいるはずなのに、JRAと地方トップクラスの能力差はむしろ広がっているように見える。これでは地方競馬ファンも応援に熱が入らない。

 その中でようやく楽しみな存在が出現した。こちらも満場一致で最優秀3歳牡馬に選出された兵庫のオオエライジン(牡4歳、父キングヘイロー母フシミアイドル)で、デビューから無傷の10連勝を記録。前走の兵庫ゴールドトロフィー(Jpn?)で3着と初敗戦を喫したが、4角先頭の積極的なレースを見せて勝ったスーニから2馬身半差。4着はエーシンフォワードで、JRAの壮々たる古豪相手に3歳ながら大善戦を見せたのだ。4歳となった今年はダートグレード競走の主役に躍り出る。

 そのオオエライジンの半妹が最優秀2歳牝馬となった大井のエンジェルツイート(牝3歳、父タイキシャトル)。NARグランプリ初の同一年兄妹受賞となった。こちらはデビューから5戦4勝。道営から移籍初戦となった年末の東京2歳優駿牝馬では評判馬エミーズパラダイスを退けて、平和賞に続いて重賞連勝。最優秀3歳牝馬に選出されたクラーベセクレタとともに牝馬路線をけん引する。

2012年01月13日