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よく言えば少数精鋭…輸入新種牡馬は2頭
2月を迎えると馬産地は種付けシーズンに突入する。種牡馬展示会は13日・ダーレー・ジャパンSCからスタート。14日・社台スタリオンS、16日・ブリーダーズスタリオンS、20日・日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッド、レックススタッド、21日・ビッグレッドファーム、優駿スタリオンS、22日・イーストスタッドと続いていく。
生産者が展示会で最も気になるのは初見の輸入新種牡馬だが、現時点で供用が決まっているのは社台SS入りしたワークフォース(牡5歳、父キングズベスト)と、優駿SSで供用されるベーカバド(牡5歳、父ケープクロス)の2頭だけ。ワークフォースは10年の英ダービー、凱旋門賞馬。ベーカバドは10年パリ大賞典やヴィクトワールピサが出走したニエユ賞を勝っている。ともに血統、競走成績とも一流で期待は大きいが、輸入種牡馬がこれだけ少ないのは近年では初めてのこと。それだけ内国産種牡馬のレベルが高まっているとも言えるが、種牡馬、繁殖牝馬ともにサンデーサイレンス系が寡占状態であることを考えると、新しい血の導入が停滞することは将来へ向けて少なからず不安材料となりそうだ。
種牡馬界の中心である社台SSは、今年は入れ替えが多い。サクラバクシンオー、チチカステナンゴが死亡。スペシャルウィーク、ダンスインザダークがブリーダーズSS。ホワイトマズルがレックスSへ移動し、新たにワークフォース、ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ダノンシャンティ、キャプテントゥーレ、カジノドライヴの6頭が加わった。「種牡馬の聖地」での激しいサバイバル競争を勝ち抜いていくのはどの種牡馬なのか、という点も大きな注目を集める。
2012年02月03日
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