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貴重な非SS系種牡馬ワークフォース

 13日から22日まで、胆振・日高地区の各種馬場では、この時季恒例の種牡馬展示会が開催された。今春は輸入新種牡馬が全国で2頭だけという事情もあり、展示会はやや盛り上がりに欠けた面が否めなかったが、その中で社台スタリオンステーションだけはやはり別格。新種牡馬6頭、昨年のリーディングサイアーベスト10のうち8頭が展示される華やかさで、900人もの関係者が詰めかけた。

 輸入新種牡馬は一昨年の英ダービー、凱旋門賞を制したワークフォース(父キングズベスト)1頭のみ。非サンデーサイレンス系の輸入種牡馬チチカステナンゴが1月に急死したことで、なおさら同馬への期待が高まってきている。初年度の種付け料は350万円に設定。社台SSの徳武英介さんは「英ダービーと凱旋門賞を同一年に勝った馬は過去6頭だけ。全く違うタイプのレースを立て続けに制することは、圧倒的な能力の証しです」とアピールした。同年齢のキングズベスト産駒にはダービー馬エイシンフラッシュがおり、日本の馬場適性にも心配が少ない。

 国内新種牡馬のうち、外国産馬カジノドライヴを除く4頭(ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ダノンシャンティ、キャプテントゥーレ)はサンデーサイレンス3世で占められた。社台SSはこれまで、ガーサント、ノーザンテースト2世種牡馬さえ、ほとんどけい養してこなかったほど父系の継承には淡白な考え方だった。しかし、サンデーサイレンスの場合は昨シーズン途中から加入したキンシャサノキセキに続いて3世が続々とスタッドイン。しかも新種牡馬4頭はいずれも父が違う(ネオユニヴァース、ステイゴールド、フジキセキ、アグネスタキオン)だけに、サンデーサイレンス父系はさらに多方向へと広がりを見せていくはずだ。

2012年02月24日