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牧場でも“センター”だった美少女ジョワドヴィーヴル

 クラシック第1弾・桜花賞は、今年初戦のチューリップ賞で土がついたものの、やはり2歳女王ジョワドヴィーヴルが主役を務めることになりそうだ。

 繁殖牝馬が570頭もいるノーザンファームの中でも、ジョワドヴィーヴルの母ビワハイジは、エアグルーヴと並んで別格の存在。閉鎖された新冠・早田牧場から01年に移籍して以降、アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ、アドマイヤテンカ、ブエナビスタ、アーデルハイト、トーセンレーヴ、そしてジョワドヴィーヴルと全産駒が牧場時代から絶賛される期待馬だった。成績も期待通りで、洛陽Sで5勝目を挙げたトーセンレーヴが重賞を勝てば、JRA史上初の5兄弟重賞制覇も達成される。

 このうちアドマイヤテンカとアーデルハイトはデビュー前の骨折のため大成できなかったが、アドマイヤテンカは当時「ビワハイジの最高傑作」(秋田博章場長)と評価されていたし、アーデルハイトもサンデーレーシングでの募集価格はブエナビスタより1000万円高い5000万円だった。優秀な繁殖牝馬の産駒は期待が高いのも当然だが、通常、繁殖牝馬にはピーク時期、波、交配種牡馬との相性があるもので、産駒すべてが入厩直前の段階まで突出した評価を得ているのは驚異的なことだ。

 ジョワドヴィーヴルは募集価格が7000万円と、アーデルハイトをさらに2000万円上回った。昨年4月の段階で秋田場長は「5月13日の遅生まれなのでまだ体も小さいし、全体的に幼さが残っている。大人だったブエナビスタとは全く違う印象を受けるが、何か大仕事をやってくれそうな雰囲気は共通している。ベビーフェイスの究極美少女です」とノーザンファーム生産牝馬176頭「NF176」の“センター”であることを強調していた。

 衝撃の阪神JFから4カ月。成長した美少女が、今度は史上初の桜花賞姉妹制覇の大仕事をやってのける。

2012年04月06日