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アグネスタキオンの最高傑作が社台Fの意地を示す

 桜花賞はノーザンファームの牝馬一番馬ジョワドヴィーヴルこそ末脚不発に終わったが、やはり期待馬だったジェンティルドンナが快勝。2、3着にもヴィルシーナ、アイムユアーズとノーザンF生産馬が入り1?3着を独占した。09年はクラシック4勝を挙げながら昨年は屈辱の無冠(3冠馬オルフェーヴルは育成馬)に終わっただけに、今年に賭ける思いも強く、改めてその層の厚さを示した。

 この結果にもっとも闘志を燃やしているのは、ライバルである社台ファームだろう。3頭を出走させた桜花賞は10?12着に終わったが、皐月賞での巻き返しを誓っている。東スポ杯2歳S2着のフジマサエンペラー、すみれSを快勝したベールドインパクト、スプリングS3着のロジメジャーにもチャンスはあるだろうが、やはり大将格は世代唯一の重賞2勝馬グランデッツァだ。

 異父姉マルセリーナが桜花賞を勝つ前の昨年3月の時点から、関係者の評価は抜群だった。アグネスタキオン、ネオユニヴァースらを育成した社台ファーム牡馬育成担当の東礼治郎主任は「柔軟性が豊かで運動神経が抜群なのはマルセリーナによく似ているが、弟はそれに加えて騎乗者に対しての従順さとパワーがある。アグネスタキオン産駒の不安である脚元もしっかりしていて、すべてがパーフェクトな馬」と絶賛していた。

 立場上、個別の馬について明確なコメントができないはずの吉田照哉代表ですら「アグネスタキオンの代表産駒になる」とベタぼれ。ノーザンテースト、サンデーサイレンスを見いだし、種牡馬の相馬において右に出る者がいないと言われる吉田代表が、早くからタキオンの後継種牡馬として指名していたのだから、その素質の高さは傑出したものだった。

 皐月賞の舞台では、最高傑作グランデッツァを有する社台Fの意地が、ワールドエース、アダムスピーク、ディープブリランテ(育成)らノーザンF勢を蹴散らす。

2012年04月13日