ふるさと定期便

産地馬体検査・ノーザンファーム牡馬編

　★アンブリッジローズ（国枝、ディープインパクト×クラシックローズ）バラ一族とはいえディープインパクト産駒の中ではそれほどの良血ではないが、かん性の豊かさが素晴らしい。産地馬体検査で１頭だけ写真撮影ができないほどの激しさだったが、父産駒はこれくらい気合を表に出す方が好ましい。

　★カミノタサハラ（国枝、ディープインパクト×クロウキャニオン）ダートで活躍中の全兄ボレアスによく似た馬体だが、兄よりも切れ味を感じるので芝、ダートを問わずに活躍できる。同じく全兄マウントシャスタも相当な大物だけに、血統的な魅力が大きい。

　★ベステゲシェンク（古賀、ディープインパクト×スーヴェニアギフト）４４０キロ台のまとまった馬体。軽やかな身のこなしで、抜群の運動神経を感じさせている。全姉は順調さを欠きながら３勝を挙げて準ＯＰ入りしており、姉以上に稼いでくれそうだ。

　★アドマイヤディープ（友道、ディープインパクト×シーズアン）関係者も驚くほど父そっくりの容姿。小柄でキビキビした動きもうり二つ。全兄姉テンペル、エポキシとはモノが違う。

　★ローゼンガルテン（橋口、ディープインパクト×ロゼカラー）顔が小さく、典型的な美男子。無駄な肉がなく、すぐにでもデビューできそうな仕上がりだ。

　★コディーノ（藤沢、キングカメハメハ×ハッピーパス）母によく似た気品に満ちた馬体。パワーよりも切れ味が優先のタイプで、芝マイル路線が最適だろう。

　★トーセンリュー（大久保龍、キングカメハメハ×マイケイティーズ）母にとって初の父産駒となるが、相性の良さは抜群。すべてのレベルが高い、欠点のないパーフェクトな馬体となった。

　★アーマークラッド（野村、アグネスタキオン×アルーリングボイス）この早熟血統で１月10日生まれなのだから、仕上がりに関しては完璧。小倉２歳Ｓ母子３代制覇の可能性は十分。

2012年05月04日