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名牝ビワハイジがJRA史上初の快挙

 繁殖牝馬ビワハイジ(19歳)が大記録を樹立した。10日のエプソムCを8番子トーセンレーヴ(牡4歳、父ディープインパクト)が制し、3番子アドマイヤジャパン(牡、父サンデーサイレンス、京成杯)、4番子アドマイヤオーラ(牡、父アグネスタキオン、京都金杯など)、6番子ブエナビスタ(牝、父スペシャルウィーク、ジャパンCなど)、9番子ジョワドヴィーヴル(牝、父ディープインパクト、阪神JF)に続いて、産駒5頭がJRA重賞を制覇したのだ。

 産駒4頭による重賞制覇はエアダブリン、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードの母ダンシングキイ。ダートグレード競走を含めればサカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレム、ソリタリーキングの母スカーレットレディなどが達成しているが、5頭はJRA史上初。ビワハイジ産駒は初子ビワワールドが3勝、2番子ファインセラが4勝(他に地方2勝)を挙げており、5番子アドマイヤテンカ(不出走)、7番子アーデルハイト(1戦未勝利)は牧場時代に極めて高い評価を受けていたが、骨折のため大成できなかっただけで、いわゆる“クズ”が1頭もいない。繁殖牝馬というのはピーク期間があるのが普通で、ビワハイジのような牝馬は世界的にも珍しい。

 現2歳世代は不受胎だが、1歳には父ゼンノロブロイの牝馬がいる。当歳世代は種付けを休止したものの、今春はディープインパクトと交配されており、まだまだ元気に繁殖生活を続けていけそう。6頭目、7頭目の重賞ウイナー誕生も決して夢ではない。

 マーメイドSにはエアグルーヴ産駒のグルヴェイグが出走予定。本格化の兆しを見せており、勝てば母エアグルーヴにとってアドマイヤグルーヴ、フォゲッタブル、ルーラーシップに続く4頭目の重賞ウイナーとなる。ノーザンファーム生え抜きの看板繁殖牝馬として、ビワハイジに一歩近づくチャンスだ。

2012年06月15日