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好調期に誕生したマウントシャスタ

 先週取り上げたグルヴェイグがマーメイドSを制し、エアグルーヴはビワハイジに迫る4頭目のJRA重賞勝ち馬を輩出した。今週の宝塚記念でもルーラーシップが上位人気を集めそうで、エアグルーヴ一族もまさに驚異的な成績を残そうとしている。

 だがこの2頭はあくまでも特異な例であって、通常の繁殖牝馬にはピーク時期がある。ナスノカオリ・ナスノチグサ、タケフブキ・タケホープ、ビワハヤヒデ・ナリタブライアン、アグネスフライト・アグネスタキオンなど2年連続で兄弟クラシック制覇を達成した例は極めて多い。

 ディープインパクトの1歳上の全兄がブラックタイドで、同馬の牧場時代の評価は「サンデーサイレンスの最高傑作」と言われたほど高いものだった。柔軟性があり過ぎて、腰が弱かったために重賞勝ちはスプリングSの1勝だけに終わったが、「ディープインパクトの兄」だったから種牡馬入りできたわけではなく、その素質、馬体からもともと馬産地の期待が大きな逸材だった。

 そのブラックタイドの初年度産駒エフティチャーミー(牝、金成)が16日の福島・新馬戦(芝1000m)で初勝利を挙げた。すでに地方でも勝ち馬が出ているし、初年度産駒は78頭を数えている。ディープほどではないにしても初年度から期待通りの成績を残して、種牡馬としてはG?級の存在として君臨していけそうだ。

 宝塚記念に出走予定のマウントシャスタはまだ重賞勝ちのない身だが、全兄ボレアスはレパードSを勝ち、ジャパンダートダービー2着とダート界でG?を狙える存在。そして1歳下の全弟カミノタサハラは今年の2歳POGの目玉とされている大器。母クロウキャニオンのピークを考えると、マウントシャスタがいきなりG?の舞台で大仕事をやってのける可能性も十分にありそうだ。

2012年06月22日