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弟の売り出しに合わせたディアデラマドレの快勝劇

 POG人気馬がまた1頭、鮮やかなデビュー勝ちを飾った。9日の阪神・新馬戦(芝1400m)を楽々と差し切ったディアデラマドレ(牝、角居、父キングカメハメハ)だ。首を高くしてスキップを踏むような楽しげなフットワークは、母ディアデラノビアそっくりだった。

 ディアデラノビアはフローラSなど重賞3勝、オークスでは3着。デビュー時は410キロ台と線が細かったが、強烈な切れ味で同期のシーザリオ、ラインクラフト、名マイラー・ダイワメジャーらと好勝負を繰り広げた。キラ星のごとく名繁殖牝馬がそろうノーザンファームの中では特別目立った競走成績、血統だったわけではないが、一躍注目されたのが昨春。初子のディアデラバンデラ(牡、父シンボリクリスエス)が「現時点でのノーザンFの一番馬はこの馬じゃないかな」と秋田博章場長がインタビューに答えたことで、POGですさまじい人気を集めることになった。そのディアデラバンデラはまだ1勝と期待外れの成績が続いているが、母の評価は変わらず高い。雄大な馬体だった兄とは違い、母に似ているディアデラマドレも、POGでは高い人気を集めた。

 ディアデラマドレのデビューには、もう一つの意味もあった。9月初めからキャロットクラブの1歳馬募集が開始され、そのリストにはディアデラマドレの全弟が関東所属最高額の5000万円で名を連ねている。ディアデラマドレの新馬勝ちで、満口の400口に対して12日の段階ですでに577口の申し込みが殺到。狙いすましたデビュー勝ちだったようにも見える。レース後に骨折が判明したのは残念だが、軽度なのは不幸中の幸い。初戦が募集開始を意識した仕上げだったとしたら、復帰後はさらに際立った強さを見せるかもしれない。

2012年09月14日