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オークスを目標にじっくり進める藤原英厩舎の2頭

 天皇賞・秋はレースそのものより、ミルコ・デムーロ騎手の陛下への最敬礼に注目が集まっている。日本人としてデムーロ騎手の気持ちはうれしかったし、格好良かった。競馬のイメージアップにもつながるはずだ。レースの騎乗も、最も厳しいレースとされる天皇賞・秋だけに、距離ロスを極力少なくするイン狙いが見事に決まった。

 だが、ダービーから2年5カ月も勝利がなかったエイシンフラッシュが復活したのは「長く・強く」という藤原英昭厩舎ならではの方針も大きな要因になっている。藤原英師は大学馬術部で活躍した実績があり、一頭一頭の馬を“相棒”ととらえて、とにかく大切にする。無理な仕上げをしないで、じっくりと成長を待って仕上げていくため、古馬になってからも故障、衰えが少ない。

 エイシンフラッシュは2歳7月のデビュー戦が496キロで、天皇賞・秋は486キロ。この間、すべて480?90キロ台でレースをしており、ほとんど体重変動がない。デビュー時からすでに仕上がっていた証拠でもある。

 現2歳の半妹アルテミスハート(牝、父ハーツクライ)は同じ藤原英厩舎に10月18日に入厩。挫石、軽い砂のぼりなどがあったためじっくりと調整を進めており、年内にはデビューできる見通しとなっている。ステーブルメイトにはPOG1番人気のラストグルーヴ(牝2歳、父ディープインパクト)がいるが、素質の高さはほぼ互角と評価されている。ともにオークスが目標なのは間違いないが、ラストグルーヴも角馬場でじっくり乗り込むなど、いまは体質強化に務めている。

 期間限定のPOGで指名したファンにとってはもどかしさがあるかもしれないが、期間後にどのような成長を遂げていくかを見届けていくことも、POGのだいごみの一つである。

2012年11月02日