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フジキセキ産駒、悲願のクラシックホース誕生なるか

 フジキセキ産駒のメイケイペガスター(母ストームホイッスル)が共同通信杯で強い競馬を見せた。時計が出やすい馬場状態だったとはいえ、勝ちタイムの1分46秒0はレースレコード1秒3も短縮するもの。これまでの追い込みから一転した先行策で押し切ったことで脚質の幅も広がり、クラシックへ向けて大きな武器になりそうだ。

 フジキセキ産駒は3日のきさらぎ賞をタマモベストプレイ(母ホットプレイ)が制しており、2週続けての3歳重賞制覇。昨年のJRA2歳リーディングが24位(9勝)とこれまでにない不振だっただけに、年齢的な種牡馬能力の衰えが危惧されていたが、年が明けて一変した。「仕上がり早のマイラー」が定説だったが、年齢を重ねたことで産駒にズブさが出てきたのかもしれない。

 フジキセキの種牡馬成績は、イメージ以上にすごい。先週までのJRA通算勝利は1300勝で、歴代5位。内国産種牡馬ではもちろん歴代最高記録である。今年中には4位ライジングフレーム(1377勝)を抜くのは間違いない。地方との通算では2977勝で、3000勝の大台が目の前だ。

 クラシックホースが誕生していないのが不思議だが、これには理由がある。サンデーサイレンスの初年度産駒で、しかも3歳春から種牡馬入りしたことで、その種牡馬生活の大半を偉大すぎる父の“代用品”として過ごさざるを得なかったからだ。超一流交配牝馬は父が独占していた。その点がディープインパクトとは大きく違う。

 そのフジキセキも21歳。体調不良で昨年、一昨年は種付けを行っておらず、種牡馬引退が濃厚になっている。そうなるとラストクロップは現2歳。ディープインパクトがサンデーサイレンスの最後から2世代目の産駒だったように、現3歳、2歳世代からフジキセキの代表産駒が登場する可能性も十分にある。

2013年02月15日