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馬産地人気と産駒レベルにみえる密接な相関関係

 弥生賞はPOGで高い人気を集めていたカミノタサハラが差し切り勝ち。ディープインパクト産駒にとって今年の3歳世代でようやく初めての重賞勝ちとなった。ひとつ上の世代は、クラシック前の3月末までに8頭が重賞勝ちを果たし、その勢いに乗って桜花賞、オークス、ダービーを制した。それに比べると確かに物足りない成績だが、これはある程度予想されていたことだった。

 種牡馬はどんな大物でも、産駒がデビュー前の供用3〜4年目になると人気がガタッと下がる。1年目215頭、2年目232頭と種付けとしていたディープインパクトも、3年目は171頭に減少した。一気に61頭も減少したのだからその影響は大きく、産駒の頭数も43頭少なかった。

 種付け料も1、2年目の1200万円から1000万円に下がっており、繁殖牝馬の質にも多少の影響があったのかもしれない。4年目は219頭と戻しているが、種付け料は900万円とさらに下がっている。本領発揮は産駒のデビュー後に種付けされた5年目以降になる可能性がある。2歳世代もPOGで全幅の信頼は禁物だろう。

 似た傾向はディープインパクトと双璧の人気を誇るキングカメハメハにもある。現3歳世代は、前年の202頭から145頭に種付け頭数が減少。コディーノの重賞2勝はあるものの、ほかに重賞3着以内の馬はおらず、現時点での25勝は昨年(33勝)、一昨年(49勝)に比べて大きく下がっている。

 逆に現3歳世代で種付け頭数が多かったのは、クロフネ212頭(クロフネサプライズ)、シンボリクリスエス207頭(エピファネイア)、ネオユニヴァース251頭(ミヤジタイガ、ヘミングウェイ)などで、例年以上にクラシックの有力候補を輩出している。馬産地での人気、種牡馬の活力と産駒のレベルには、密接な相関関係がありそうだ。

2013年03月08日