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新種牡馬の本命候補!好馬体が多いカンパニー

 混戦模様の2歳新種牡馬で、初年度の種付け頭数最多はカンパニー(139頭)だった。その父のミラクルアドマイヤは、POG取材の歴史のなかで最も印象的な一頭。未入厩の2歳馬が一堂に会する産地馬体検査をもう30年以上も取材しているが、馬体のインパクトではこのミラクルアドマイヤと、トゥザグローリー、フサイチソニックの3頭が図抜けた存在だった。

 ミラクルアドマイヤはダービー馬フサイチコンコルドの2歳下の半弟。血統面から大きな注目を集めていたが、その血統を度外視しても洗練された馬体は際立っていた。トニービン産駒は貧相に見えることが大半だったのに、この馬は迫力、バランス、身のこなしと全てパーフェクト。とんでもない大物になると確信していた。

 ところがなかなか仕上がらずに、デビューは3歳の3月。デビュー戦は勝ったものの、故障で1年半近くの休養を余儀なくされ、結局3戦1勝で引退した。POGとしては大失敗だったが、それでも種牡馬になれたのは血統よりも馬体の素晴らしさが買われたもの。素質を生かせなかった無念さを代表産駒のカンパニーが見事に晴らし、さらに後代に血を伝えることに成功した。カンパニー産駒には父のような好馬体の産駒も多い。

 産地馬体組ではハーレムシェイク(牡、母マチカネササメユキ)がよくまとまった欠点の見つからない馬体。兄姉は確実に勝ち星を積んでおり、POGとしての信頼は高い。エンジェルラダー(牡、母エンジェルシード)は筋肉量が多く、短距離戦でスピードを発揮する。サプライズシーヌ(牝、母アンフォンシーヌ)は仕上がりが早く、母父サンデーサイレンスらしい切れ味を感じさせている。

 未受験組にも注目馬は多い。母ローザネイ(牝)は母の最後の産駒で、バラ一族らしい回転のいい走法が魅力。今後大きく変わってきそうな母バプティスタ(牡)、母トップセラー(牡)、母ヒシナタリー(牝)などの良血産駒もいる。新種牡馬リーディングではディープスカイと首位を争いそうだ。

2013年05月03日