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馬体が素晴らしいジェンティルドンナの弟グレンシーラ

 宝塚記念は3強対決で盛り上がっている。この3強のうち、ジェンティルドンナ、ゴールドシップには2歳の弟がいる。

 ジェンティルドンナの異父弟はグレンシーラ(牡、父ゼンノロブロイ、石坂)。サンデーレーシングで1億2000万円で募集された高馬だ。募集価格の決定は昨年のオークスの前。ジェンティルドンナが牝馬3冠、ジャパンCを制する前で、ドナウブルーもヴィクトリアマイルで2着に好走する前だった。父はやや伸び悩んでいるゼンノロブロイということを考えても、馬体の素晴らしさが評価された価格と言えるだろう。

 馬体は誰が見ても「オーッ」と声が上がるほど、この時期の2歳馬では傑出した筋肉の盛り上がりをしている。切れ味鋭い姉とは違い、パワータイプに育ちそうだ。同じ石坂厩舎ではヴァーミリアンに近いタイプに思える。古馬になってダート王者として君臨した馬だが、2歳時にはラジオたんぱ杯2歳Sを制している。グレンシーラは血統的にはもちろん芝向きで、筋肉量が豊富でも芝を走れないことはない。ゼンノロブロイ産駒のこの2年間の不振は交配牝馬のレベルによる部分が大きかっただけに、初年度産駒の活躍で良血牝馬が集まった2歳世代は巻き返しのチャンスだ。

 ゴールドシップの全弟ポイントフラッグ11は兄と同じ須貝厩舎に入る。全弟ということはもちろんだが、ステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合で生まれた牡馬は、6頭中5頭が重賞・オープン特別勝ち。その驚異的な実績に乗らない手はない。気性は兄と同様に難しいところがあるようだが、気分が乗った時の走りは光っている。まだ入厩していないのでデビューは兄より遅れるが、秋の早い時期にはその姿を見せてくれそうだ。

 フェノーメノの下は2歳がいないが、1歳(牝、父ディープインパクト)はG1レーシングで5000万円で募集された。来年のPOGの目玉の一頭になりそうだ。

2013年06月21日