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期待通りの成長を見せるディープ産駒の超高額馬

 今年もセレクトセールは異次元空間だった。2日間の総売り上げは117億6470万円で史上最高額を更新。1億円以上は1歳8頭、当歳5頭を数えた。そのうち10頭がディープインパクト産駒で、取引価格の面では全盛期のサンデーサイレンスに近い存在になってきた。

 「セレクトセールの高額馬は走らない」がセオリーになりつつあるが、ことごとく常識を覆してきたディープインパクトなら、ジンクスはあまり関係がない。特に当歳セールでトップ価格の2億4000万円で取引された「アゼリ13」(牡)はすでに新聞紙上で「18冠ベビー」などと紹介されているが、その血統に負けない柔軟性、瞬発力に長けた馬体に映った。2億3000万円の「マルペンサ13」(牡)は母がアルゼンチンの活躍馬でありながらここまで高騰したのは、その骨格の素晴らしさが要因。ともに夢が広がる存在であることは間違いない。

 現2歳世代は順調だ。昨年の1歳セレクトセール最高価格となる2億5000万円で取引されたトーセンスターダム(牡、母アドマイヤキラメキ、栗東・池江)は函館に入厩して順調な仕上がりを見せている。皮膚が薄くて脚長の体形は、いかにも切れ味の鋭さを感じさせており、秋デビューになったとしても2歳戦から十分に稼いでくれそうだ。11年の当歳トップの1億3000万円で落札されたサトノアラジン(牡、母マジックストーム)も同じ池江厩舎で、こちらは栗東に入厩済み。500キロを超す大型馬で目に外傷を負うアクシデントもあったが、すでにデビューできそうなほどの仕上がりを見せている。キズナ、アユサンと同じ母の父ストームキャットという配合が大きな魅力となっている。

 ディープインパクト産駒の高額牡馬は、POGで激しい争奪戦なることは間違いないが、それでもリストからは外せない存在だ。

2013年07月12日