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マイナー血統で2歳戦を席巻するマイネル軍団

 2歳戦の実績には定評がある“マイネル軍団”だが、今年の仕上がりの早さは尋常ではない。先週も函館でマイネルフォルス(牡、父ゴールドアリュール、母チャンネルワン)、福島でマイネグレヴィル(牝、父ブライアンズタイム、母マイネポリーヌ)が勝ち上がり、これで2歳戦は早くも7勝目(新馬6勝、未勝利1勝)となった。

 勝ち上がっている馬は、いかにもマイネル軍団らしい血統が多い。最初に新馬勝ちしたマイネルギャルソンは新種牡馬マツリダゴッホ産駒。2勝目のマイネルフロストは昨年の新種牡馬ブラックタイド産駒と、まだ評価が定まっていない種牡馬を狙っているようにも見える。

 マイネルフォルスとともに函館2歳Sへ出走予定のマイネルディアベルはナイキアディライト産駒で、昨年の8月サマーセールでの取引価格は360万円。牡馬としては最低ランクに近かった。ナイキアディライトは南関東で活躍し、04年にNARグランプリ最優秀古馬に選ばれているが、種牡馬としてはもちろんマイナー。現3歳の初年度産駒は10頭いるが、JRAに登録されたのは1頭だけで未勝利。現2歳世代は2頭しか産駒がいない。そんな血統の小柄な牡馬を、JRAの芝のレースで勝たせてしまうのがマイネル軍団のマジックなのだろう。

 岡田繁幸氏は「良血馬とガチンコ勝負をしたら、マイナー血統馬はなかなかかなわない。でも早い時期の2歳戦には高い馬はあまり出てこない。早くに仕上げる技術には長けているので、ここを狙わない手はない」と公言している。他陣営の臨戦態勢が整う前に、いかに賞金を稼ぐかがポイントなのだ。

 今週もマイネルセレーノ(牡、父スウェプトオーヴァーボード、母ソーラートウショウ)が土曜福島5Rでデビュー予定。サマーセールで730万円とマイネルディアベルの倍の取引価格だが、兄姉9頭でJRA勝ち馬は1頭もいない。そんな血統の馬にどんなマジックを施しているのか、デビュー戦に注目したい。

2013年07月19日