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クリスマス以外にも興味深い馬名がズラリ

 2歳世代最初の重賞・函館2歳Sはクリスマスが快勝した。新聞紙上では「季節外れのメリークリスマス」など、馬名にちなんだ見出しが踊った。単純明快な馬名は、やはりファンへのアピール度が高い。

 「クリスマス」という馬名はもちろん初代ではない。日本では1958年生まれのクリスマス(牡、父クリノハナ)が62年のダイヤモンドSで3着になった記録が残っている。もっともこのクリスマスは「クリ」を冠馬名としていた栗林友二氏の持ち馬で、“クリ”スマスだったのかもしれない。

 2代目は1971年生まれのニュージーランドからの輸入繁殖牝馬クリスマス(父バリーローヤル)。1頭の産駒を残しているが、数年で繁殖登録は抹消されている。規定の「繁殖登録抹消後14年間」はとっくに過ぎているので、いつでも命名できる馬名だったが、あまりにも単純明快な名前のため使用できないものと思い込まれていたのかもしれない。

 現2歳馬で同様に分かりやすい馬名を探してみると、ウメ(牝、父アッミラーレ)、オクリモノ(牝、父ゴールドアリュール)、オモイイレ(牝、父メイショウボーラー)、カッサイ(牡、父スクリーンヒーロー)、クリキントン(牝、父ヴリル)、コアクマ(牝、父トワイニング)、コンドコソ(牡、父ザール)、ジャマスルナ(牡、父サムライハート)、ヒャクマンバリキ(牡、父フジキセキ)などがいる。和風な馬名が多いが、洋風では3代目となるファンファーレ(牝、父フレンチデピュティ、美浦・成島)もいる。

 ユニークな馬名の代表格はドータン(牡、父ステイゴールド、母ネジェム)だ。馬主は萩本企画で、社長の欽ちゃん(萩本欽一さん)と同じ5月7日生まれということで、同じ誕生日=同誕と命名された。

 すでに勝ち上がっている馬でベストネーミングと思えるのがハープスター(牝、父ディープインパクト、母ヒストリックスター、栗東・松田博)。こと座の一等星ベガ(ドイツ語)の異称で、織女星(琴星)の英語名。祖母である2冠牝馬ベガの流れをくんでいることや、響きの良さからも大物に育つ雰囲気を醸し出している。

2013年07月26日