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期待を裏切った昨年の新種牡馬が反撃ムード

 今年のPOGで「この種牡馬の産駒は指名できない」と思われていたのが、昨年の新種牡馬だったチチカステナンゴとメイショウサムソンの社台スタリオンSけい養の2頭だった。

 チチカステナンゴはダイワスカーレット、ダンスインザムードをはじめとした社台グループのそうそうたる繁殖牝馬と交配しながらも、昨年の2歳戦はJRAでわずか5勝。「仕上がりの早いマイラータイプ」という前評判は完全に崩れてしまった。その後も目立った産駒は登場せず、これまでに2勝を挙げたのは2頭だけという状況だ。

 メイショウサムソンの場合、産駒はかなり奥手のステイヤーだろうと想像はされていたが、昨年のJRAの2歳戦はついに未勝利で終わってしまった。サムソンズプライドがプリンシパルSを勝つなど、徐々に成績を伸ばしてはいるが、さすがにこれほどの晩成ではPOGでは厳しいと思われていた。

 ところが2年目産駒になって、両種牡馬とも傾向が変わりつつある。チチカステナンゴは21日の中山の未勝利戦をタブレットピーシーが勝ち上がり早くも5勝目を挙げ、昨年の成績に追いついた。ピークトラムは、未勝利勝ち直後の新潟2歳Sでハープスターの3着と好走し、クラシック戦線でも目が離せない存在になりつつある。

 メイショウサムソンもメイショウカイモンが8日の中山の未勝利戦を勝ったが、特筆すべきは地方での成績。すでに6頭が勝ち上がり、初年度とは一変した成績を見せている。

 フジキセキやスペシャルウィークがそうだったように、初年度は不振でも2年目の産駒から大きく変わる種牡馬は多い。産駒の特徴を育成牧場、厩舎がつかんでくることがその大きな要因と考えられている。チチカステナンゴ産駒が追い込んで良績を残しているのも、当初の予想とは違った傾向だ。

 今後この2頭の2年目種牡馬が、さらに変わってくるのかどうか注目していきたい。

2013年09月27日