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早くも海外遠征を夢見る素質豊かな2歳馬

 今週はいよいよ運命の凱旋門賞。スピードシンボリの初挑戦(1969年)以来、日本のホースマンの悲願だった凱旋門賞制覇が、今年こそ達成される可能性が高い。POGの多くはダービーまでが期間になっているため、3歳のキズナが凱旋門賞を勝ってもポイントには関係ないかもしれないが、自分が見つけ出した馬が世界の頂点に立ってくれたら、とてつもなく誇らしいものだ。

 現2歳で将来的に最も海外遠征を行う確率が高そうなのは、先週の阪神でデビューしたトゥザワールドだろう。早くも“ミホノブルボン級の強さ”と評判になっているバンドワゴンに6馬身離された2着だったが、508キロで均整の取れた馬体は全兄トゥザグローリーによく似ている。兄もなかなか仕上がらなかったように、明らかに使い込まれて良くなってくるタイプだ。

 母はドバイWC2着のトゥザヴィクトリー。この世界最高賞金を誇るレースで連対した牝馬はこの馬しかいない。だからこそ全姉が当歳時に6億円で取引されたように、世界中から注目を集めている繁殖牝馬でもある。産駒が世界を舞台にすることが、当然のように求められている。オルフェーヴルと同じ池江厩舎でもあり、ゆくゆくは凱旋門賞挑戦の期待がかかる。

 95年のオークス馬ダンスパートナーは同年にフランスに遠征して、ノネット賞2着、ヴェルメイユ賞6着の成績がある。繁殖牝馬としてはなかなか結果が出ないでいたが、ようやくフェデラリスト、ロンギングダンサーと活躍馬が登場してきた。現2歳はキングカメハメハ産駒の牡馬。9月末に美浦・堀厩舎に入厩し、デビューへ向けて態勢が整いつつある。

 社台F・東礼治郎調教主任は「ようやくダンスパートナー産駒らしい切れ味のある馬が出てくれた。かなりの手応えがある」と将来性に自信を見せている。良血繁殖牝馬ぞろいの社台ファームのなかでも「サンデーサイレンス初年度産駒のダンスパートナーには特別な思い入れがある。産駒をいずれは米国で活躍させたい」と吉田照哉代表も話しており、こちらはBCターフへの挑戦を夢見ている。

2013年10月04日