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夢が広がる最先端配合

 POGで極めて高い人気を集めていたテスタメント(牡、父ディープインパクト、母ブラックエンブレム、美浦・小島茂)が12日の東京・新馬戦(芝2000m)でデビュー。後方から直線一気の末脚で快勝した。

 前半が62秒6と新馬戦としてはまずまずのペースで流れたが、その流れを34秒1の末脚で差し切ったのだから価値が高い。父の衝撃の新馬戦をほうふつさせるような内容だった。430キロの馬体は父の新馬戦当時よりも小柄だが、秋華賞馬の母も440〜50キロ台だったし、その初子なのだから、これ以上細くならなければ問題のないサイズだろう。

 注目されるのはディープインパクトと、母の父ウォーエンブレムとの相性だ。キズナ、アユサンなどを輩出しているストームキャット牝馬との相性の良さが話題になっており、現2歳もサトノアラジン(牡、母マジックストーム、栗東・池江)が新潟で新馬戦を圧勝して、大器と騒がれている。

 だが、ファンとしては大半が輸入繁殖牝馬のストームキャット牝馬よりも、日本で走っているウォーエンブレム牝馬との産駒により思い入れが深くなる。ウォーエンブレムはサンデーサイレンスの死亡保険金で社台グループが購入した後継種牡馬。その性癖から産駒数が少ないながら極めて高いアーニングインデックスを示していること、産駒はサンデーサイレンス同様に皮膚が薄く美しい馬体をしていることなど、神秘さに包まれている点も魅力となっている。

 ディープインパクト×ウォーエンブレムの配合はテスタメントが初めてで、1歳世代にも血統登録馬はいない。牝馬で繁殖入りしている馬がまだ10頭程度と少ないためだが、テスタメントが大活躍すればステイゴールド×メジロマックイーン牝馬のようにそのニックスが注目を集め、“幻の名種牡馬”としてさらに輝きを増すかもしれない。

2013年10月18日