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脚光を浴びる新種牡馬スクリーンヒーロー

 新種牡馬スクリーンヒーローの評判が馬産地で急騰している。10月6日の京都・新馬戦(芝1400m)を1分20秒6のレコードで圧勝したモーリスは今週の京王杯2歳Sでも有力馬の一角を担う大物。10月27日の京都・新馬戦(芝1600m)ではオーシャンヒーローが2着に9馬身もの大差をつける圧勝劇で初陣を飾った。

 この2頭に共通するのは牝系の懐かしさ。モーリスの母メジロフランシス(父カーネギー)は未勝利で、JRAで勝利を挙げた産駒は1頭だけだったが、その母系はメジロボサツ〜メジロモントレーというメジロ牧場の基礎牝系。オーシャンヒーローの母エレガントマリー(父シャンハイ)は新馬勝ちの1戦だけで引退し、兄姉9頭中JRAでの勝ち馬は2頭。ただ、母系にはパレーカブト(カブトシローの母)の名がある。ただ、どちらもオールドファンなら「よくぞこんな懐かしい牝系から大物が登場してくれたものだ」と感慨に浸ってしまう血統だ。スクリーンヒーロー自身もモデルスポート〜ダイナアクトレスという牝系で、ファンには思い入れが深い。

 スクリーンヒーロー産駒のJRA勝ち馬はシゲルウシュウを加えた3頭で、新種牡馬のトップを走るヨハネスブルグ(15頭で18勝)に大きな差をつけられているが、地方では盛岡の若駒賞を勝ったライズラインなど5頭で10勝を挙げている。初年度の血統登録は54頭、2年目は43頭と頭数はまずまずだが、交配牝馬のレベルは決して高くなかった。モーリス(1000万円)、オーシャンヒーロー(500万円)はともに2歳トレーニングセールの取引馬。血統的な評価ではなく、その能力でJRAでのデビューの道を切り開いた馬だった。来春からは交配牝馬もガラリと変わるはずで、今後が大いに注目される。

2013年11月08日