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期待外れの初年度から巻き返したチチカステナンゴ

 「その名の通りの大器」と評判になっていたワールドインパクトを筆頭に、素質馬がそろった17日の京都の新馬戦(芝1800m)を制したのは、7番人気のスリーカラーナンゴ(牡、父チチカステナンゴ、母の父サンデーサイレンス)だった。スローで逃げた展開の利も確かにあったが、騎手の指示通りに動ける素直さは大きな武器。まだまだ出世が望めそうだ。

 チチカステナンゴ産駒は同日の2歳未勝利戦(芝1600m)でもルファルシオン(牡)が逃げ切り勝ちを収めている。こちらも母の父はサンデーサイレンスで、母系の良さを引き出す特長が表れてきた。この世代のチチカステナンゴ産駒は、早くも12頭がJRAで勝ち上がっている。日本での産駒デビュー年だった昨年は、2歳時の勝ち上がりが5頭と期待外れだったが、2年目できっちりと巻き返しを果たしている。

 フジキセキやスペシャルウィークなど、2年目で産駒の成績が一変する種牡馬は多い。種牡馬としての体づくりができ上がることが、産駒の能力にも影響していると考えられているが、チチカステナンゴのように海外で種牡馬実績がある馬の2年目での変身は珍しい。3年目が最終世代となるのが惜しいが、そこから大物が登場する雰囲気が漂ってきた。

 昨年は2歳時の勝ち上がりがゼロだったメイショウサムソンも、今年は2勝とわずかながらも成績が上昇している。今年5月に初勝利を挙げたトーセンアルニカはエリザベス女王杯で4着に健闘。期待通りに3歳秋での本格化を迎えており、成長力はさすがと言える。まだPOGで狙うのは厳しいかもしれないが、産駒の特徴に合わせた育成で、今後はさらに2歳戦での成績も上げていきそうだ。

2013年11月22日