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追分ファームの良さが出た桜候補フォーエバーモア

 デイリー杯クイーンCはフォーエバーモアが想像以上の強さを見せた。掛かり気味に先行して、直線に入ってすぐに先頭に立ちながら、34秒6の上がり。2着馬とは首差だが、内容には大きな差が感じられた。極めてレベルの高かった阪神JFの上位3頭は、桜花賞でもそのまま3強を形成していきそうだ。

 この3頭、レッドリヴェールは社台ファーム、ハープスターはノーザンファーム、そしてフォーエバーモアは追分ファームと社台グループの生産・育成3牧場がそろい踏みした形(白老ファームは生産のみ)に。追分ファームは95年の開場と歴史が浅く、生産規模も年間60頭強と社台、ノーザンの5分の1以下。3歳クラシックは06年菊花賞をソングオブウインド、08年桜花賞をレジネッタで制しているが、8、12番人気で戦前から期待が大きかったわけではない。また、当時は育成施設がなかったため、育成は社台、ノーザンの先輩牧場に託されていた。

 今年の桜花賞は追分ファームにとって、社台、ノーザンの2大牧場に真っ向から対決を挑む初の3歳クラシックになる。牧場の規模は小さくても、少数精鋭主義で一頭一頭に時間をかけた育成。?年に開場した育成施設リリーバレーは、今年の3歳が本格的な利用を開始した最初の世代で、その成果は着実に表れている。昨秋からは山元トレセンにスタッフを派遣して外厩としての活用も始めている。

 吉田正志場長は「リリーバレーは、社台ファームの深いダートとノーザンファームの室内坂路の“いいとこ取り”をした施設。素晴らしい結果が出ると信じています」と語っていたが、タフで、しかも切れ味のあるファーエバーモアはまさに社台とノーザンの融合とも言える。桜花賞で先輩牧場にひと泡吹かせるか、大いに注目される。

2014年02月21日