ふるさと定期便

馬産地直送ＰＯＧ情報・ノーザンファーム牡馬編

　◆レーヴミストラル（牡、父キングカメハメハ、母レーヴドスカー＝栗東・松田博）
　体質の弱さがこの血統の唯一の欠点だが、アプレザンレーヴ、レーヴディソール、レーヴデトワールと並ぶ兄姉の名前は、やはり無視できない。５月生まれだが、産地馬体検査を受検したように仕上がりも順調。クラシック制覇の期待がかかるのも当然だ。

　◆ポルトドートウィユ（牡、父ディープインパクト、母ポルトフィーノ＝栗東・高野）
　牧場での評判が最も高かった一頭。ディープ産駒らしいバネと柔軟さがある。既に栗東に入厩。早い時期にデビューできそうだ。

　◆母ドナブリーニ（牡、父ディープインパクト＝栗東・石坂）
　ジェンティルドンナの全弟で馬体は姉によく似ている。４６０キロで牡馬にしてはきゃしゃに映るが、ディープ産駒はこれくらいスリムな方が安心できる。人気通りの活躍ができる。

　◆ブライトエンブレム（牡、父ネオユニヴァース、母ブラックエンブレム＝美浦・小島茂）
　誰もが「いい馬」と感心するバランスの取れたグッドルッキングホース。極めて高い能力を持つのは確実だが、父、母ともに気性の難しさが有名だった。それがいつ表面化するかが問題。

　◆母カリ（牡、父ディープインパクト＝栗東・藤原英）
　ノーザンファーム空港で最も動きが目立つ一頭。４７０キロの均整の取れた馬体で、力強さと柔軟さを兼ね備える。セレクトセール（当歳）での１億２０００万円の高評価は全く変わらない。

　◆ジュンファイター（牡、父ダイワメジャー、母マンファス＝栗東・友道）
　半兄キングカメハメハの１１歳下。このところ兄姉が走っていないが、久しぶりに大物感あふれる産駒となった。パワーとスピードのあるタイプ。ゲート試験に合格していったん放牧に出ており、早い時期の短距離戦から結果を出す。

2014年05月16日