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ダービーを見据えるイスラボニータの弟ステイリッチ

 取り上げたPOGの人気馬は順調にデビューを果たしているが、思った通りの成績を残せていない。デビュー時期の前倒し傾向が、評判馬をやや苦しめている感も。今回はじっくりと仕上げている馬を取り上げたい。

 アッシュゴールドと同じく白老ファームの生産で、育成が社台ファームのイスラボニータの異父弟ステイリッチ(父ステイゴールド、母イスラコジーン=美浦・加藤征)だ。ゲート試験には合格しているが、厩舎の方針でじっくりと仕上げる選択をして再び放牧に出されている。

 取材をしたのはイスラボニータの皐月賞制覇前だったが、東礼治郎調教主任は「今年の白老組の2頭は本当にすごい。種牡馬ステイゴールドのすごさが、この2頭を見ているとよく分かる」と絶賛。アッシュゴールドは全兄のドリームジャーニー、オルフェーヴルと同様に体は小さいが、全身がバネで闘争心に満ちあふれたタイプ。一方のステラリッチは500キロを優に超える体で、迫力はフジキセキ産駒のイスラボニータを上回る。

 「ステイゴールド産駒は小柄な方がいいという話も聞くが、この馬のパワフルな動きにはしびれた。ステイゴールドがこんな産駒を輩出するのかと感動の気持ちで見ていた」と東主任。フェノーメノやゴールドシップも大柄で、何よりも大型のフジキセキより小型のステイゴールドとの交配で大型馬が誕生したのは、それだけ母の状態が良かったとみることもできる。

 白老ファームにとって自家生産の種牡馬ステイゴールドは、ディープインパクト以上に最高の繁殖牝馬との交配を行う存在であり、当歳段階での評価も兄イスラボニータより弟ステイリッチが上だった。目標はあくまでもダービーに置いているステイリッチは、じっくりと構えていてもPOGで無視できない。

2014年08月08日