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仕上がりの早さが特徴のスクリーンヒーロー産駒

 シンザン記念はスクリーンヒーロー産駒のグァンチャーレが勝利。父にJRA初重賞制覇をもたらした。

 スクリーンヒーロー産駒は一昨年からデビューし、現3歳が2世代目。交配頭数は初年度(2010年)の84頭から72、53頭と減少が続いたが、産駒の評判の高さから13年には80頭と盛り返し、産駒デビュー後の昨年は種付け料がそれまでの30万円から50万円に値上げされたものの、交配は111頭と大幅に増加した。

 初年度産駒は54頭が血統登録され、JRA、地方合わせて49頭がデビューして33頭が勝ち上がる高率。2世代目も43頭の血統登録のうち既に33頭がデビューして、14頭が勝ち上がっている。

 父グラスワンダー、祖母ダイナアクトレス譲りの仕上がりの早さ、体質の強さが大きな特徴で、早い時期からのデビュー率が高く、しかもアーニングインデックスは2世代とも1・3を超えているように確実に好成績を残しているのだから、馬産地での人気の高さも当然と言えるだろう。菊花賞3着後に休養しているゴールドアクターが復帰すれば、さらに成績が上がるのが確実だ。

 仕上がりが早いためトレーニングセールでは血統以上の高価格で取引されるのが特徴で、ミュゼエイリアンは昨年の千葉セールで4200万円、モーリスも一昨年の北海道トレーニングセールで1000万円。その一方でイヤリングセールでは、ヨヨギマックが300万円、ライズラインが210万円、そしてグァンチャーレも北海道サマーセールでわずか200万円の取引馬だった。今後は生産者が売り急ぎをしないで、トレーニングセール中心に上場されるようになるかもしれない。

 現1歳世代には、桜花賞馬マルセリーナ、芝1800mの日本レコードホルダー・グランデッツァの半妹という超良血産駒がいる。やや先の話になるが、来年のPOGでは忘れずにマークしたい馬だ。

2015年01月16日