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中距離路線の改革で有力馬が分散傾向に

 今年ほどクラシック戦線が大混戦となっている年はあまり例がないだろう。牝馬は、阪神JFをショウナンアデラが豪快に差し切った時点で「桜花賞は決まり」との声が大半だったが、きさらぎ賞でルージュバックが牡馬相手に圧勝すると牝馬なのに「怪物」と呼ばれ、デイリー杯クイーンCでキャットコインが無傷の3連勝を飾ると「ステイゴールドの最高傑作」と絶賛された。「3強」と言えなくもないが、判断材料はまだ乏しい。

 牡馬戦線は現時点では朝日杯FSを勝ったダノンプラチナが一歩リードしているのだろうが、同レースの上位馬はいずれもその後に出走しておらず、レースレベルがはっきりとしない。ダノンプラチナはベルーフとともにスプリングSに出走予定。東スポ杯2歳S勝ちのサトノクラウン、ホープフルS勝ちのシャイニングレイ、京都2歳S勝ちのベルラツプはいずれも弥生賞から始動予定。かなりの大物と思われていたドゥラメンテが共同通信杯で1戦1勝馬リアルスティールに敗れた。さらに先週はジェンティルドンナの全弟レゲンデ、ロンドンブリッジ産駒のグレーターロンドンがデビュー戦を快勝と、まだまだ混沌とした状況だ。

 確かに魅力あふれる馬は多いのだが、現3歳世代は牡牝とも重賞2勝馬が1頭もいない。重賞を勝てばクラシック出走の賞金が確保できるため、その後は大事に使われるようになってきた。また昨年もいちょうS、京都2歳Sが新設され、ホープフルSが名称&コース変更されるなど2歳の中距離路線が充実してきたことで、有力馬が分散する傾向も強まってきた。

 トップクラス同士の激突が本番直前まで持ち越されることは、時として長期予想をしなくてはならない私たち記者には辛いことだが、ファンやPOGオーナーにとっては夢を長く見られる分、楽しいことだろう。一方で、大きなPOG大会で首位を狙うには、クラシックウイナーになる馬を狙い撃ちする必要があるのかもしれない。

2015年02月20日