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先週の猛爆記者

鬼門の夏の中京も勢いで突破!

 1年で最も苦手とする夏の中京開催が到来。周りからはいつも「地元(愛知県出身)で家からも近いし、いい競馬場やんか〜」と皮肉られるが、この場所だけは過去に馬券でいい思いをした記憶がほとんどない。

 ただ、今年は先週のいい流れをキープしたまま、ホームの中京へ乗り込めるので、“内弁慶”と言われてもいいぐらいの結果を出して、鬼門突破といきたい。

 今週勝負したいのは次の2頭。まずは土曜・中京11Rダイヤノゲンセキ。同レースには2年連続の出走で、昨年の勝ち馬はのちにJCダートを制したベルシャザール。当時は2番人気で4着に終わったが、一番の違いは臨戦過程。中1週で強行軍だった昨年とは違い、今年は「短期放牧で疲れを取って、ここを目標にしてきた」(坂口師)と言うように、夏場でも鮮度たっぷり。強敵も見当たらず、状態さえまともなら勝負になる組み合わせで、昨年の雪辱を晴らす。

 もう1頭は日曜・中京11Rワキノブレイブ。今週、当コラム登場の立役者となったカバーストーリー(9番人気1着)を管理する清水久厩舎は絶好調で、その勢いに乗って重賞制覇を狙う。降級の前走で格の違いを見せつけ、再び重賞戦線に戻ってきた。今回のローテは陣営は早い段階から思い描いていた青写真で「中1週でも状態には全く不安なしです」と力強い言葉が返ってきた。格より出来の夏競馬なら狙える。

(栗東厩舎班・堀尾政宏)

2014年07月04日