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先週の猛爆記者

馬券につながる平田師の言葉

 最近、筆者が平田厩舎へ取材に行くと決まって「お前が馬券を買うと(上位に)来んから、絶対買うなよ」というとんでもない?言葉を師から浴びせられるが、これはもちろん冗談(笑い)。でも、その冗談で逆にその馬への期待度が分かるので、筆者としてはむしろありがたいと思っている。先週の日曜・中京3Rで一変した▲レッドオリヴィアがまさにそうで、半年ぶりに当コラムを担当することになったのもその冗談のおかげと言っても過言ではない。ちなみに日曜・函館10Rで激走したサンライズテナンゴ(15番人気2着)も注目の馬だった。    

 今週は買いたい馬が何頭かいるが、厳選して土日で1頭ずつピックアップ。土曜は中京5Rのブラッククローバー。母パリスセイリュウの産駒には、中京2歳S勝ちやシンザン記念でも2着に好走したシャインがいる。ほかの兄姉も勝ち上がってはいないものの、2歳の夏から好走しており、まさに2歳戦向きの血統と言えるだろう。「この時期の2歳にしてはしっかりしていてスピードがある。ゲートも水準よりいい」と釘田助手は本馬を高く評価している。初戦が狙い目だ。

 日曜は中京8Rのキングソング。冒頭で書いた平田師の筆者への「冗談」に該当したのがこの馬で、今回が勝負だ。前走の大敗は「ソエ」が原因で、「追い切ったあとに出だした」と平田師。スタートしてから終始外に逃げていた点を見れば、その影響の大きさは一目瞭然だろう。今回はそれ以来となるが「ソエは大丈夫だし、攻めでもいい時計が出ているからね。それに右回りより左回りの方が走りもスムーズ」と景気のいいコメント。あっさりまである。

(栗東厩舎班・赤木俊介)

2014年07月11日