先週の猛爆記者

単勝５倍でもおいしい関西馬を全力買い

　なじみの薄い関西馬の東上。しかも、昇級戦となれば人気になりにくい土曜東京９Ｒ◎ヴァフラーム。ここまで５戦２勝。負けた３戦は全て後方から大外を回ったロスの大きな競馬。能力で負けたわけではなく、まだ底を見せていないという思いが強い。インで我慢を利かせた前走で不器用なイメージも完全に払しょく。東京コース向きの息の長い脚があり、折り合いの心配がいらない千八ならどこまでやれるか楽しみの方が大きい。単勝８倍の見込みが、鞍上がＭ・デムーロ騎手に変わることで５倍ほどになりそうなのが残念だが、いずれにしてもおいしい馬券になる。

　日曜は京都８Ｒジョーウォルター。休み明けの前走は掛かりっ放し。直線もやや内にささり気味でスパッと伸び切れなかった。突き抜けるほどの抜群の切れ味はなく、エンジンのかかりが遅いからといって早めの競馬をすれば伸びあぐねる、典型的な勝ちみに遅いタイプだが、速い上がりを必要としない、差しが利くようになった今の馬場でこそ狙い目。先入観を持たずに乗れるフォーリー騎手騎乗も吉と出る。

（栗東厩舎班・安里真一）

2016年02月12日